親知らず 抜歯 後 耳 が 痛く なる

親知らずは、私たちが生まれた時から備わっている歯の一つです。しかし、通常は上下4本ずつある親知らずのうち、上下のどちらか一方または両方が生えてくることはありません。さらに、生えてくる場合でも、垂直に生えるのではなく、斜めや横に生えることもあります。このような状態を「埋伏（まいふく）」と言い、親知らずが周囲の歯や顎の骨に圧迫をかけて痛みや歯並びの乱れ、さらには口臭や口内炎の原因にもなることがあります。.

そのため、親知らずを抜歯することが必要になることがあります。しかし、親知らずの抜歯後に起こる症状の一つに「耳が痛くなる」というものがあります。では、なぜ親知らずの抜歯後に耳が痛くなるのでしょうか。.

親知らずの抜歯後の耳の痛みの原因は、抜歯時に使用される麻酔や抜歯器具によるものが多いと言われています。麻酔は顔の半分くらいを麻痺させることができるため、親知らずの抜歯には顔面神経ブロックという麻酔法が使用されます。この麻酔法では、顔面神経が通る耳の後ろ側に麻酔を注射するため、抜歯後に耳が痛くなることがあります。.

また、抜歯器具で親知らずを抜く際に、周囲の歯や骨に圧力がかかり、耳の近くの組織にも影響を与えることがあり.